JR-100 の電源をつくる
例によってヤフオクで AC アダプタのついていない、JR-100 を入手したので、 電源を作成して動かせるようにします。
JR-100 とは
松下電器が発売した、低価格パソコンの第一弾となります。 通称けしごむキーボードと呼ばれて親しまれています。
これも本体は非常に小さいのですが、外部に大きめの ACアダプタが必要になっています。 (次の JR-200 は電源内蔵になったのですが)
電源の仕様
JR-100 も先日の m5 と同じく 5V の他に複数の電圧が要求されています。 純正 AC アダプタの仕様はこんな感じです
- 8.2V
- -8V
- -17V
このうち -17V はそのまま、外部の RF コンバータの電源としても供給されています。
いっぽう内部の仕様的に必要な電源は以下の通りです。
- 5V
- -5V
- 12V
このうち 5V 以外の電源は当時主流の複数電源が必要な IC のために使用されています。
つまり、JR-100 の AC アダプタ時代は電源の安定化回路を持っておらず、 内部のレギュレータで必要な電圧を作っているようです。
改造の概要
今回の改造では 5V の電源を外部で調達して、12V と -5V を生成する回路を内蔵するようにします。
外部からの電源供給は、RF コンバータ用電源端子をつかいます。 この電源はそのまま純正電源端子の -17V まで接続されているので、12V レギュレータを分離するポイントでパターンカットします。 パターンカットした後は、RF コンバータからの電源を本体の 5V のポイントに接続します。(写真の青い線)
次は 12V を処理します。 12V の電源は、例によって秋月電子のキット ISL97519A使用可変昇圧電源キットを使用します。 出力電圧が可変になっているので、組み込み前に、いったん 5V 電源を接続して 12V が出力されるように VR を調整します。
5V と GND は本体の該当するポイントから受け取り、12V の出力はレギュレータの出力点に接続しています。
最後に -5V を作ります。 -5V は、チャージポンプICを使っています。 回路はデータシートそのままを使っています。
これの出力を -5V のポイントにつなぎます。場所は右上の抵抗やダイオードのあるあたりにあります。 (写真の茶色の線)
全体の写真はこのようになっています。

注意事項
なお、この改造後に純正 AC アダプタを接続すると本体が破損する危険性がありますので、絶対に接続しないでください。 接続ポイントについては、テスターなどで場所をよく確認してください。