今年作ったものリスト 2025
2025 年につくったものまとめ
MSX Mini

去年にひきつづき Raspberry Pi Pico を使った Mini レトロPC の作成を続けている。 今度は MSX1 のエミュレータ。 モデルは Sony の HB-55。 海外からの問い合わせが多かった。
SC-3000 Emulator

MSXとほぼハードウェア的に同じなので、ちゃっちゃと作成してみたが、 Mini PC にしようとしたら、そもそも Pico が物理的に内蔵できなかった。
PASOPIA Mini

今度は東芝のパソピア。 CMT 周りが不安定なので、この辺は課題として残った。
PASOPIA7 Mini

引き続きパソピア7。 なんとかデモを実行できるところまで実装した。 にゃんにゃん。
JR-200 Mini

毛色が変わって、6800 マシン。 これも資料が少なくて、完全な実装とは言えない状況かも。
Joystick 変換機

PC-98DO+ でジョイパッドを使いたかったので、作成。 どこのご家庭にもあるスーファミパッドを CH32V003 を使って、Atari 仕様信号に変換している。
AKI-80 習作 その1

今年最大の話題は 280 円の Super AKI-80 でしょう。 御多分に漏れず入手したのですが、 そのまま作っても面白くないので、 CH32V203 を使って AKI-80 を制御するというのにチャレンジしてみました。
もともと載ってたメモリをはがして、64KB オール RAM 構成にして、 ブートローダを DMA で書き込むという無茶仕様。
最終的には CP/M の実装までやりたかったのだけど…。
AKI-80 習作 その2 (偽 MSX)

せっかくなので、もう一枚を使って MSX もどきを作成
こちらもメモリをはがして、RAM/ROM/VDP/PSG など一式を RP2350B でエミュレートするという無茶仕様。 あまり安定してないので、公開していない…、
PASOPIA RGB 変換機

このあたりからレトロPC実機の整備に話が移る。 これは PASOPIA の背景色を処理するための変換機。 水平同期信号の出力中に背景色が出力されると、 ディスプレイ側でそこが黒レベルと認識されてしまうので、正しい色が出力できない。
これは、水平同期信号の間は画面出力を黒に固定することで、 正しい発色をできるようにするもの。
偽 PAC2

パソピア7 に漢字ROM などをつけたかったので、作成したもの。 過去には XPAC2 などの同人ハードウェアがあったようだが、 既に入手できないので同じようなものを Raspberry Pi Pico2 で作成しました。
当時 Pico2 はおおやけに 5V 耐性を謳っていなかったが、のちに公式にアナウンスされる。
PC-6001 RGB 変換機

PC-6001mk2 SR の RGB 出力をアナログ RGB に変換するもの。 PC-6001 シリーズは 15 色対応の画面出力が可能ではあるが、 カラーコード前半の 7 色は、少し複雑な回路を使わないと変換できない。
TTL を複数使って実装した例があるが、 今回は部品箱の肥やしになっていた GreenPAK を使う練習として実装してみた。
偽戦士のカートリッジ

PC-6001mk2 SR には漢字 ROM が内蔵されているのだが、 発売当時の教育漢字レベルしか実装していない。 一般的な JIS 第一水準を表示するためには拡張漢字 ROM モジュールが必要であった。
また、同人ハードとしてメガROM をサポートする「戦士のカートリッジ」(ベルーガカートリッジ)が存在しており、 XeGrader (の体験版)がこれに対応していた。
これらの機能を一つのカートリッジにまとめる複合機能カートリッジとして作成したのがコレ。 本来であれば拡張 RAM も実装するところだが、たまたま使用した基板に RAM の配線があったので、 拡張 RAM 機能の実装は省略した。
QDF to QD Converter
mz-1500 に Quick Disk エミュレータとして Gotek/FF を接続したのだが、 うまくアクセスできずに困っていた。
そこで、単純にエミュレータで使用される QDF ファイルを Gotek/FF で使用する QD ファイルに変換できないかと思って作成したのがコレ。
偽 RAMFILE

漢字ROM ばかり作っている気もしないではないが、 MZ-1500 にも漢字 ROM が欲しかったので作ってみた。
これも RAM ファイルの機能を持った複合機能カードとなっている。
MZ-2500 USB キーボード変換機

キーボードのついていない MZ-2531 を入手したので、 市販の USB キーボードが使えるようにするために作ったもの。
ネットで調べると、Pico や ESP32 での実装はあるようだが、 今回も Pico2 で 5V 直結で手抜きをする。
気が付けば、今年もたくさん作ったな…