HomeAssistant 環境を構築する 1
HomeAssistant の環境を作る
はじめに
御多分に漏れず秋月電子の謎 SoC 基板を入手しました。 これは、Wi-Sun のモジュールがついているので、たったの 2200円(2024年5月現在)で、 電力計のデータを取得することができるようになります。
今回は、これを手始めに HomeAssistant の環境をいろいろ作っていきたいと思います。
HomeAssistant のインストール
一番簡単なのは、専用機(HomeAssistant Green)を買うか、ラズパイや PC に HAOS をインストールする方法なのですが、 普通のラズパイを長時間運用するのは SD カード的に不安だったので、x64 のサーバ機 (RedHat EL8) 上に KVM で仮想マシンを建てました。
HomeAssistant の Linux Tutorial に従うだけです。
HAOS の qcow イメージをダウンロードして、virt-install
で仮想マシンを構築します。
--disk
のパラメータは HAOS のイメージの場所を指定します。
なお、メモリとCPUはマシマシにしています。
$ virt-install --import --name hasos --memory 4096 --vcpus 4 --cpu host --disk /home/kvm/haos_ova-12.3.qcow2,format=qcoww,bus=virtio --network bridge=br0,model=virtio --osinfo detect=on,require=off --graphics none --noautoconsole --boot uefi
$ virsh autostart hasos
起動したら、Web ブラウザで http://homeassistant.local:8123/ にアクセスします。
アカウントを作成したら準備完了です。
謎 SoC を使って電力を取得する
秋月電子の謎 SoC 基板については、この手順をそのまま使用するだけで大丈夫と思います。 (本当は内蔵 eMMC だけで運用したいのだが…) 自分の場合は設置場所が悪いのか、たまに変なデータを取得することがあるので、おかしなデータがやってきたらスキップするように改変しています。